いきなりですが、ダナンの市街は危険です。
犯罪のことではありません。軍服を着た兵士が税関職員として勤務している国です。滞在中に物騒な場面には一度も出くわしませんでした。どちらかというと、出会ったベトナム国民の皆さんは、シャイで真面目。
しかし、車やバイクを運転すると、
人が変わるようです。
バイク事情
昼も夜も、道路は車とバイクで溢れています。
特に、バイク。
危険過ぎます。
車道はもちろん入り乱れ、歩道まで走るバイクもちらほら見かけました。
車はベトナム国民の平均的な所得水準から、誰もが購入できるものではありません。その代わり、まるで日本の自転車のように誰もがバイクに乗っています。
現地のガイドさんに聞いたところ、50cc以下のエンジンの小さなバイクは運転免許証が不要で、それ以上の大きなバイクであっても、取り締まりがゆるく、運転免許証を持っていないドライバーもたくさんいるそうです。
ちなみに、バイクの運転免許証は16歳から、自動車は18歳から取得できます。
50cc以下は運転免許が不要だといっても、車で移動中にすれ違った学生たちは、さすがに自転車に乗っていました。日本でいうと中学生ぐらいかな。
そんな運転免許事情なので、走行台数が多いバイクの交通ルールは無茶苦茶です。
交通事情
カップルの二人乗り、後ろに乗る若い女性は横乗りと決まっています。
そして、車線はお構い無しに、一車線に何台ものバイクが並走していきます。
1台のバイクに1人、2人、3人、4人⁉︎
子供は人数に数えないそうです。(そういう法律らしい)
車もバイクも、歩行者のことはあまり気にしません。
横断歩道を渡りたい?
車やバイクが途切れた一瞬のうちに横断しましょう。
信号がある交差点は、赤になっても止まらずにしばらく進む車両。
まだ赤なのに、見切り発進は当たり前。
信号機が青になっていても、必ず左右を見てから横断しましょう。
パーーッ
そして、あちらこちらで聞こえるクラクションの音。オプショナルツアーの車の運転手もクラクション、タクシーに乗ってもクラクション。
怒っているわけではなくて、自分の存在を知らせる為に鳴らすそうです。だから、運転手さんは冷静な顔で鳴らしていました。
日本だったら、クラクションと同時に「オラッー」ってなってますよね。
歩道を歩こうにも、バイクや荷物、屋台やら工事用資材が置かれていて歩けません。
市街中心部の通りは、特にひどく、交通量がとても多い車道を歩かないといけない場面がたびたびありました。
歩道を歩いていても、
急に目の前をバイクが乗り上げてきたり、
逆走行してきたりするバイクもいました。
そんな交通事情ですが、
バイクに乗っている人たちは、
ヘルメットだけはしっかりと身につけています。
ノーヘルのヤンキーみたいな奴はいませんでした。(笑)
交通戦争の中のオアシス
とにかく、街中を歩いているだけで神経を消耗します。
30分で嫌になり、ホテルに帰ることを決めました。
そんな時に見つけたのがこちらのジューススタンド。
まさに、砂漠の中のオアシス。
梅と柑橘のドリンク(10,000vnd)
たまたま出会ったベトナムの味。メチャウマ。
これが無かったら、行き倒れになっていました。
ジューススタンドのおばちゃんに感謝。
どうにかダナン駅前までたどり着き、緑色のタクシーに乗ってナマン リトリートまで帰り着きました。
"BIG C"2階の地元民が使うスーパーマーケット
わざわざダナン市街に出たのは、スーパーマーケットに行きたかったから。
ここでも衝撃的なことが。
2階にあるスーパーの入り口で、
強面の姉様にリュックサックは置いていけと凄まれました。
万引き防止か、他の客の邪魔になるからか、とにかく持っては入れません。
カウンターに預けて番号札を渡されました。
まるで刑務所の看守のようです。
でも、スーパーの中は楽しい。
大好きなナタデココを発見❤️
しかも、安いのにこんなにたっぷり。
100円〜200円ぐらいだったと思います。
でも残念なことに、みかんなどのフルーツの缶詰はほとんどありませんでした。
あってもマンゴーぐらい。
みかんや桃缶というのは、日本独自のものなのか。
他に、お酒やお水、晩御飯のチャーハンなどを買いました。
お土産用に、日本では見かけない3面立体歯ブラシを購入したのもここ。
商品を見ているだけで現地の生活が分かって楽しい場所でした。
こちらが、だいたい100円で購入したチャーハン。
見た目はすごく美味しそうですが、水気があまりに無いご飯でパサパサ。
パラパラ炒飯だと言われればそうですが、微妙なチャーハンでした。
安全運転
翌日の早朝に見た、
プライベートビーチを整える牛の速度に安心感を覚えました。